■子供の成長を祈るお祝い行事【着帯祝い】着帯祝いは、帯祝い・着帯の儀など呼ばれ妊娠五ヶ月の戌(いぬ)の日に母方から贈られた岩田帯を締めて、母子とも無事で健康で元気な子が生まれるようにと安産を願う儀式です。
【お七夜】お七夜は、生後七日目のお祝いで、この日に名前をつけてみんなに披露します。
命名書に赤ちゃんの名前を書き神棚の脇に貼り、神さまに奉告します。
【お宮参り】お宮参りは初宮詣ともいわれ、男子は生後三十一日目、女子は三十二日目に神社(氏神さま)にお参りします。
地方によっては三十日から百日に母方から贈られた祝いの晴れ着をつけてお参りして、健やかな成長を祈ります。
【お食い初め祝い】食初祝い
お食い初めとは、子供が一生食べ物に困らず幸せに暮らせるように生後百日目に食べ物を口にそえ食べるまねをする儀式です。
【七五三】七五三は11月15日前後に、子供の成長を感謝し、これからの無事を願い神社(氏神さま)にお参りします。
三歳は男女ともお祝いの「髪置(かみおき)」、五歳は男子のお祝いの「袴着(はかまぎ)」、七歳は女子のお祝いの「帯解(おびとき)」です。
【成人式】男女ともに二十歳に、成長を感謝し将来を祈願して祝う儀式が成人式です。
成人になったことを祝い、冠をつける儀式「元服」の流れから、大人として社会から認めれ祝福をうける儀式です。
■結婚記念日
一年目 |
紙婚式 |
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十三年目 |
レース婚式 |
二年目 |
綿婚式 |
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十四年目 |
象牙婚式 |
三年目 |
革婚式 |
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十五年目 |
水晶婚式 |
四年目 |
書籍婚式 |
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二十年目 |
磁器婚式 |
五年目 |
木婚式 |
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二十五年目 |
銀婚式 |
六年目 |
鉄婚式 |
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三十年目 |
真珠婚式 |
七年目 |
銅婚式 |
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三十五年目 |
ひすい・珊瑚婚式 |
八年目 |
電気器具婚式 |
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四十年 |
ルビー婚式 |
九年目 |
陶器婚式 |
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四十五年目 |
サファイア婚式 |
十年目 |
錫婚式 |
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五十年目 |
金婚式 |
十一年目 |
鋼鉄婚式 |
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五十五年目 |
エメラルド婚式 |
十二年目 |
絹・麻婚式 |
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六十年目 |
ダイヤモンド婚式 |
■ご長寿祝い【還暦祝い】還暦(かんれき)祝いは、男女とも満六十歳で、生まれ年の干支に一順し還る年を感謝して祝う。
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の十二支と木火土金水の干支の組み合わせの60年周期が一順したお祝いが還暦祝いです。
【古希祝い】古希(こき)祝いは、七十歳(満六十九歳)に長寿を祝う。
杜甫の「人生七十古希稀なり」の由来から、「70歳まで生きることは古来まれだ」という長寿の祝いです。
【喜寿祝い】喜寿(きじゅ)祝いは、七十七歳(満七十六歳)に長寿を祝う。扇子や袱紗(ふくさ)を配る習慣もあります。
喜の字の草書体が七十七となるために七十七歳のお祝いを喜寿と呼びます。
【傘寿祝い】傘寿(さんじゅ・かさじゅ)祝いは、八十歳(満七十九歳)に長寿を祝う。餅や赤飯を配る習慣もあります。
傘の略字が八十と見えるために八十歳のお祝いを傘寿と呼びます。
【米寿祝い】米寿(べいじゅ)祝いは、八十八歳(満八十七歳)に長寿を祝う
米の字を分解すると八と十と八となるために八十八歳のお祝いを米寿と呼びます。
【卒寿祝い】卒寿(そつじゅ)祝いは、九十歳(満八十九歳)に長寿を祝う
卒の字の旧字体は「卆」で九十になるために九十歳のお祝いを卒寿と呼びます。
【白寿祝い】白寿(はくじゅ)祝いは、九十九歳(満九十八歳)に長寿を祝う
白の字は百から一を取った字で、100-1=99となるために九十九歳のお祝いを白寿と呼びます。
【百寿祝い】百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)祝いは、百歳(満九十九歳)に長寿を祝う
【茶寿祝い】茶寿(ちゃじゅ)祝いは、百八歳(満百七歳)に長寿を祝う
茶の字は草かんむりは十と十で、草かんむりの下は「八十八」で、10+10+88=108となるために百八歳のお祝いを茶寿と呼びます。
【皇寿祝い】皇寿(こうじゅ)祝いは、百十一歳(満百十歳)に長寿を祝う
皇の字は白と王でなりたち、白は百から一を取った九十九で、王は十と二で十二で、白と王を足すと99+12=111となることから皇寿は百十一歳をあらわします。皇寿は(111歳)から川寿ともいわれます。
【法事法要とは】一般に私たちは「法事」と「法要」、両者の区別をあまり意識することなく呼んでいますが、厳密に言うと「法要」とは故人の冥福を祈り、仏様を供養するという意味の仏教用語で、これを追善供養ともいいます。神道での「霊祭」、キリスト教では「追悼ミサ」あるいは「記念式」に当たります。これに対して「法事」は、故人への供養のほかに、後席の食事を含むすべての仏教行事や儀式を指します。 仏式では法要を行う日が決まっており、死後七日ごとに四十九日まで行う忌日法要(きびほうよう)と、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌などの年忌法要(ねんきほうよう)があります。
■ 初七日法要亡くなった日を入れて七日目に行うのが「初七日法要」ですが、最近では葬儀が終わった日に遺骨を迎えての法要(還骨勤行 )を行うのに併せて、初七日の法要を兼ねることが一般的になっています。
当日行わなかった場合は、死亡した日から数えて七日目に、親戚、故人の親友、葬儀に際してお世話になった方々などをお招きして行います。法要
の日数の数え方は、関東では死亡日当日から数えますが、関西では死亡前日から数えることが多いようです。■ 二七日・三七日仏式では初七日法要以降、故人が亡くなった日を入れて14日目に「二七日(ふたなぬか)の法要」、21日目に「三七日(みなぬか)の法要」が行われます。 僧侶に来てもらってお経を読んでもらいますが最近ではそれも省略して内輪の家族だけで行うことが多くなっています。